韓国語を頑張らない｜楽に話せるコツとは？

 

韓国語を学び始めたとき、誰もが最初に直面するのは「話せるようになりたいけど、なかなか上達しない」という壁ではないでしょうか？

私もその一人で、何年も韓国語を“勉強”してきましたが、会話となると緊張して言葉が出てこないことが多々ありました。

最初こそ、教科書を使って文法や単語を一生懸命覚えるのですが、それもだんだんと苦になり。。

また、「話す」ことが一番のハードルとなっていました。

では、どうすれば楽に韓国語を話せるようになるのでしょうか？

今だから言えますが、その答えは、実は「頑張らない」ことにあるかもしれません。

 

頑張りすぎないことが上達の鍵

韓国語を学ぶ中で、私はいつも「もっと勉強しなければ」と無意識に自分にプレッシャーをかけていました。

教科書を読んで、文法を完璧にしようと努力し、単語帳を暗記しようとしました。

でも、結果として話せるようになるどころか、学習そのものがストレスになり、挫折感を感じることも多くなりました。

もしかしたらみなさんの中にも同じような思いをしたことがある方は多いのではないでしょうか？

そして、この経験から学んだことは、言語習得は「勉強」や「知識科目」ではなく、いろんな韓国語を体験して身体で「体得」するもの、ということでした。

実際に自分が使う韓国語を、繰り返しの練習と実践によって体験的に身につけていくもので、完璧を目指す必要はないのです。

つまり、「頑張りすぎない」ことが、実は言語習得の鍵なのです。

 

 

頑張らないことが大切な理由

「頑張らない」と聞くと、「怠けている」とか「甘えだ」と考えてしまうことがあると思います。

ですが、頑張らないからと言って、行動しないというわけではありません。

ただ、「頑張らなきゃ」という気持ちだけで無理して頑張っても継続するのは難しいですよね。

モチベーションが保てずに途中で挫折したり諦めてしまうことにもなります。

そもそも好きなこと、楽しいと思えることって頑張らなくても続けられるはずです。

無理して自分を奮い立たせるよりも、肩の力を抜いてリラックスした状態の方が心に余裕が生まれて物事がうまくいきます。

実は人の集中力が最も高まるのは、リラックスしている時だといわれています。

集中力が高まると、効率よく学習を進められるし、心配事やストレスの軽減効果も得られるんです。

さらに、頑張らずにリラックスしてして過ごすと自分を大切にすることにもつながります。

例えば、何かと頑張りがちな人は、他の学習者と比べて「頑張ってない自分はダメだ」などと否定してしまっていないでしょうか？

頑張らないからといってネガティブな感情になる必要はありません。

「頑張らなくても大丈夫」と頑張っていない自分も受け入れてあげると、気持ちが楽になって自己肯定感も高まります。

自己肯定感が高まると物事に対して前向きに取り組めるし、失敗を恐れず行動することができます。

また、他人と比較することがないので自分のペースを保てるようになるのです。

いかがでしょうか？頑張らないことで、集中力が高まる、自分を大切にできる、自己肯定感が高まるなどのメリットがあるんです。

「韓国語学習がうまく進んでないぁ」とか、「頑張るの疲れたなぁ」と思っている方は、一度、肩の力を抜いて「頑張る」より「楽しむ」を選んでみてください。

 

韓国語を楽に話すためのコツ

では、具体的にどうすれば韓国語を楽に話せるようになるのか、私の経験から、以下のコツをご紹介したいと思います。

 

完璧を求めないこと

言語学習においては大きな敵は、“完璧主義”です。

昔の私がまさにそうだったのですが、文法ミスや発音の不完全さを気にしすぎると、言葉が出てこなくなります。

私たち日本人同士で会話する時、教科書に載っているような正しい日本語を使っているでしょうか？

正しい日本語を使った方がいいかもしれませんが、話し言葉と書き言葉は違うし、地方によって方言があったりしますよね。

韓国語を話すとき、多少の間違いを恐れずに、どんどん口に出すことが大事です。

コミュニケーションの本質は、相手に伝えることです。

多少のミスがあっても、自分の言いたいことを何とかして伝えようとすると相手は理解してくれるものです。

“正しく”よりも楽しく気楽な気持ちで話すことを心がけてみてください。

 

学ぶ過程を大切に

語学習得には継続とある程度の時間がかかると言われていますよね。

だけど、習得するまでの過程で、「できない」「やれない」「わからない」「失敗」「恥ずかしい」などと感じることが多いと思います。

これらの感情は、よく「ネガティブ」と捉えられがちですが、実はその感覚自体が悪いわけではありません。

これらの感情は、ただ「そう感じている」だけであって、「できてない自分はダメだ」などとあなた自身を否定するものではないんです。

「できない」と感じるときは、それだけ新しいことに挑戦している証拠です。

「やれない」と思うときは、あなたが限界を突破しようとしている瞬間です。

「わからない」と思うときは、新しい知識をつけるチャンスの時です。

「失敗」も、「恥ずかしい」と感じることも、どちらも次に繋がる一歩で、誰もが通る道です。

語学習得は、先ほどもお伝えしたように完璧である必要はありません。

大切なのは、“ちゃんとしよう”とか“できてない自分”を責めるのではなくって、どんな感情もポジティブな変化のサインとして受け止めてみてください。

 

日常生活に韓国語を取り入れる

言語は使わないと忘れてしまうものです。

日常生活の中で、できるだけ韓国語を使う機会を増やすことをおすすめします。

特に忙しい人は日常に韓国語を取り入れて習慣化することで、わざわざ勉強時間を確保する負担がなく、続けられるはずです。

今話題のChatGPTを活用してスキマ時間に会話練習するのもいいですし、通勤時間や家事の時間にはポッドキャストをリスニングの機会として活用してみてください。

また、中には韓国ドラマやK-POPが好きで毎日見たり聴いたりしている方は多いと思います。

よく言われていることかもしれませんが、学習の教材と思って気になった単語やフレーズが出てきたら調べて使ってみたり、真似してみるのも効果的です。

やはり、自分が興味のある分野のコンテンツを使う方が、飽きずに続けられるし、何より楽しみながら学べます。

韓国語を日常的に触れ、聴くことで、韓国語のリズムや言い回しなどが自然と身についていきます。

こうして、無理なく日常生活に韓国語を取り入れることで、いつの間にか韓国語が生活の一部となって上達につながります。 

 

友達を作る

韓国語を話す友達を作ることは、言語習得にとても効果的です。

友達との会話は、教科書にはないリアルな表現や文化に触れるチャンス！

特に韓国語学習をはじめた最初の頃は、積極的にネイティブの友達や知り合いを作ることをおすすめします。

とはいえ、友達を作るのってなかなか難しいと思うんですよね。

私は韓国語を学び始めた最初の頃は、よく日韓交流会に参加したり、韓国情報サイトの掲示板で言語交換相手を探していました。

メッセージのやり取りや、電話で話すときはフリートーキングしたり、韓国語の文章を読み上げて、発音の仕方を教わったりしていました。

最初はうまく話せなくても繰り返し会話をすることで、少しずつ自信がついていきます。

韓国語を話すことに慣れるためにもまずはネイティブの友達を作ってみてください。

 

自分を褒める

どんな小さな進歩でも自分を褒めてあげましょう！

たとえば、韓国語で挨拶ができた、簡単な会話ができた、といった些細なことでも、自分を認め、褒めてあげることが大切です。

私もよく「今日は1つ単語覚えた、私すごい！」と自分を褒めています。

そうすることで、自分が成長、上達している感覚を得ることができて、前向きになります。

ポジティブな気持ちで学習を続けることが、上達への近道となります。

あなたもぜひ、毎日、自分を認め、褒めてあげてくださいね。

 

言語はコミュニケーションツール

最後に、忘れてはならないのは、言語は“コミュニケーションのツール”だということです。

言葉の正確さよりも、相手と意思疎通を図ることが目的です。

学習過程を決して「頑張らなきゃ」と強いいるものではなく、楽しむものです。

韓国語を「勉強する」のではなく、韓国語で「話す」「聞く」「伝える」ことを楽しむことが大切。

私自身も、「頑張らない」に変えたことで、少しずつ自信を持って韓国語を話せるようになりました。

皆さんも、ぜひ自分のペースで、韓国語を楽しみながら学んでください。

 

まとめ

本記事では、韓国語万年初心者だった私の経験から感じた「韓国語を頑張らない。楽に話せるコツとは？」をご紹介しました。

この内容が韓国語を学んでいる皆さんにとって、少しでも励みになることを願っています。

頑張りすぎず、楽しみながら、少しずつ前進していきまししょう！